スイングをポジションごとに
トップの「オンプレーン」とは何か
トップでのシャフトの位置が何を語っているのか、その考え方がなぜ一枚の図の読み違いから広まったのか、そして見た目のまるで違うツアー選手たちがどうして揃ってうまく打てるのかがわかります。
別々の二つのチェックが、一つとして語られている
ターゲットラインの後方、つまり飛球線後方から撮った映像を、トップで止めます。そこでシャフトがどこを指しているかを見てください。右打ちでターゲットより左を指していればレイドオフ、右を指していればクロスシャフト(アクロス・ザ・ライン)です。ターゲットラインに沿っている状態が、多くのコーチが言う「トップでオンプレーン」です。スマホをどこに置いて撮るかは、当サイトの別記事にまとめています。
もう一つのチェックは、シャフトが地面と平行まで届いているかどうかです。これは向きではなく長さの話で、まったく別の測り方になります。コンパクトなスイングでもシャフトはまっすぐ飛球線を指せますし、平行を越えるオーバースイングでもまっすぐ飛球線を指せます。それなのに、この二つは同じ一つのポジションのように語られています。
出所は一冊の本、しかも読み違えられた
1950年代後半に初版が出たベン・ホーガンの『モダン・ゴルフ』には、ボールから肩を通って伸びる一枚のガラス板が描かれています。アマチュアが使うプレーンの用語は、ほぼこの図から始まっています。
ホーガンの指示は、バックスイングで左腕(右打ちの前側の腕)をガラスの下に保つことでした。ガラスは腕にとっての天井だったわけです。シャフトが走るレールとして描かれたものではありません。その後のプレーン談義の多くは、レールとして扱ってきました。
左腕は曲がってかまわない
トップでコマを止めて、左腕を見てください。アドレスからトップまでまっすぐ保つ、というのが昔からの決まりごとです。実際には多少曲がるのはよくあることですし、まっすぐ見えるかどうかは肩がどれだけ回っているかにも左右されます。
曲がって困るのは、その幅が戻ってこないときだけです。腕を固めようとすると、たいてい回旋を失うだけで見返りがありません。
音で確かめる
クリックは3回。テークバック、トップ、インパクトです。まずツアーのテンポから始めて、自分が実際に振れるものに合わせてください。
ツアー選手はここがまるでそろっていない
アダム・ヤングがバックスイングの長さについて書いたページには、平行にかなり届かないところで止める選手と、平行を越えていく選手の両方が挙がっています。彼は平行というポジションを、パフォーマンスとは関係のない任意の見た目だと呼んでいます。
ティーチングプロのアンドリュー・ライスは、この二つの見た目を組み合わせて説明します。長いバックスイングはややクロスシャフト気味になるのが自然で、短いバックスイングはヘッドがもっと後ろに残る、つまりレイドオフが必要になるという見方です。そう読むと、トップのシャフトの向きが教えてくれるのは、主に自分のバックスイングのタイプです。
どこまで予測できるのか
トラックマンは、ボールの打ち出し方向を決めるうえで最も重要な数値としてフェースアングルを挙げています。それはインパクトで測る数値です。トップはそこからずいぶん手前にあり、トップの形が悪く見えてもボールのところでは正しく戻ってくる人はいくらでもいます。逆に、お手本のようなトップから外に振り出す人もいます。これがオーバー・ザ・トップで、こちらにも個別の解説があります。
トップはアマチュアゴルフで最も過剰に取り締まられているポジションの一つです。理由は、いちばん見つけやすいからです。一瞬止まってくれるので、スマホのカメラできれいに写ります。測りやすさと重要さは別物です。Pebble Swingは映像のフレームから読み取る六つのサブスコアの一つとしてバックスイングを採点し、インパクトやテンポと並べて扱います。トップだけで結論を出すことはしません。
よくある質問
- トップでレイドオフになるのは欠点ですか。
- それだけでは欠点になりません。シャフトが左を指すとフェースをスクエアに戻しにくくなることがあり、コーチが指摘するのはそのためです。インパクトでフェースをスクエアに戻せているなら問題にはなりません。
- シャフトを地面と平行まで上げる必要はありますか。
- ありません。平行は見た目であって条件ではありません。無理に伸ばした長さより、自分でコントロールでき、繰り返せる長さのほうが役に立ちます。
- トップがこれほど重要でないなら、代わりにどこを見ればいいですか。
- インパクトと、そこへ向かう切り返しです。ボールが実際に反応するフェースとパスの数値を決めているのはこの二つで、どちらも当サイトに個別の解説があります。
出典
このページの数字はすべてこの中のいずれかによります。